あなたの知らない人間関係

人の「心」と「言葉」編

仕事をしながら、ふと考えてしまう事として

  • なんであの人みたいにできないだろう
  • そもそも自分の得意な事って何だろう
  • どうしてあの人は、あんな言動をするのだろう

って思うことないですか?人の行動が気になって仕方ない。同じ仕事を人とする場合、同じ仕事をしていても結果が異なる場合がある。同じやり方のマニュアルがあるのにどうして結果がことなるのかと悩む。そんな悩むをもつ人に紹介したいのは、『天才を殺す凡人』という本です。大人気ブログを書籍化した物語です。なぜこの本を紹介するのかというと、同じ人間でも物事をとらえる「軸」がことなるからです。軸が違えば考えや行動が異なり、結果が異なってくるからです。

本の紹介

才能を活かす、組織の中で活かすことを目指した本です。すべての人は才能を持っている。それを活かすことができるし、逆に生かされることもある。特に職場による人間関係においては、それぞれ異なる才能を持っている人たちが相互に関係しながら仕事をして、影響を与え合っている。この本では天才・秀才・凡人という属性のいずれかに才能を分類し、それぞれ持っている強みを明らかにしている。その関係はお互いに影響しあっておりバランスを保っている。人間関係に悩むすべての人にその関係性を明確にしています。この関係性を一度学んでしまえば、自分がもっている才能の活かし方がわかる。

この本のベネフィット

  1. 人の才能は天才・秀才・凡人に分かれ、それぞれ相互に関係していることが明確になる。
  2. 天才を殺す凡人はどのような力があるのか。逆に天才の孤独とは何か。秀才はなぜ嫌われるのかが理解できる。
  3. 自分が今活かされているのは、他の人のおかげだと理解できる

著者のプロフィール

北野 唯我氏

兵庫県宝塚市出身。神戸大学経営学部卒。就職氷河期に博報堂へ入社。ボストンコンサルティンググループを経て、2016年、ワンキャリアに参画。現在取締役として人事領域・戦略領域・広報クリエイティブ領域を統括。またテレビ番組や新聞、ビジネス誌などで「職業人生の設計」「組織戦略」の専門家としてコメントを寄せる。著書に『転職の思考法』『オープネス』(ダイヤモンド社)、『天才を殺す凡人』(日本経済新聞出版社)、『分断を生むエジソン』(講談社)がある。

読みどころポイント(抜粋)

  1. 『評価』は対話によって変わることがあるが、『軸』は変わることがない。したがって『軸が異なること』による、コミュニケーションの断絶は、とてつもなく『平行線に近いもに』になる
  2. 共感性とは往々にして『物語のどこを切り取るか』によって決まる。だから共感性だけを軸にして経営の意思決定をすると『間違う』。だって「浅い」から。共感性は、一見すると根深そうに見えるが、実は「ひっくり返るもの」でもある。
  3. 人生はな、配られた才能で戦うしかないんや。どのカードが当たるかはわからん。けど、『あぁ、天才に生まれたかった』『秀才に生まれたかった』そんなこと考えるのはホンマに時間の無駄や。大事なのは、自分に配られたカードがなにかを知ること。そしてそのカードの使い方を知ることや

学んだこと・気づいたこと・実践したこと

天才にあこがれることがある。天才と呼ばれる人の本を読んだり、偉人の自伝小説を読むことで学び、天才に近づこうとします。しかし天才や偉人が抱くような大きな夢はない。坂本龍馬のように「日本を今一度せんたくいたし申候」と世のために自分がなんとかしなければという使命感もなければ、世界はこうあるべきだという理想もない。逆に自分にあるのは、他人の為に力になりたいという支援する気持ちや、役に立ちたいという貢献する思い。このことから、私自身は世界を魅了したり、圧巻する力もない凡人である。そして、誰かを支えるための能力はあるのだと思う。誰かの伴走者でいたい。共感する気持ちや、人の期待に応じた仕事をしたいと考える。

仕事の進め方にも天才、秀才、凡人で特徴が出てくるように感じる。あるお店で働いた時、そこで働く店長は数字で物を言う、いわゆる秀才にあたる人だ。会話によく数字が出てくる。「8割大丈夫」とか「90%で準備してください」とか。論理的に考え、人を説得し的確に指示をだす。しかし凡人の私にはどうも肌に合わない。というか即座に理解できない。いちいち言葉が引っかかるのだ。頭で理解しているものの店長の思いが全く伝わってこない。なんか見下されているように感じて、感情がない人間のように感じる。

この経験から次に、私が店長になったときは感情で人の思いを汲み取った店長になろうと決めていた。そしてその時がやって来た。その思いのどおり、私は店の長ではなく、部下を支える伴走者であると自分に言い聞かせてやってみた。私の考えが正しければ、きっと働く人の心は自分に集まり、慕ってくれるに違いないと思って仕事に励んだ。が、考えが甘かった。皆の心は一緒になるばかりかバラバラ。慕うことなく自分勝手にわがままし放題の部下たち。私はただの「いい人」になり、協力してくれる人は数少なかった。私についてくれる人、応援してくれる人はいたもののほんの一部で、自分自身で『劇団ひとり店長』と揶揄していました。しかも、上司からの評価は下がる一方で不適合者として扱われてしまう始末。そんな上司から感情で動く私は煙たがられ、私自身モヤモヤを抱え、ストレスを感じ辞めてしまった経験があった。

これは、ほんの私の経験だが、おそらくどこの部署にもいるであろう秀才はきっと、上司に近い立場にいる。組織の上部にステップアップするごとに、再現性を求められ、マネジメント力や数字で物を考えることが要求される。学習によってある程度は秀才として強化されるものの、やはり私自身、頭が悪いせいか理系でもないので、居心地が悪く気持ち悪い。きっと秀才にはなれないし、努力しようとも思わない。避けてしまう。

しかし、会社は再現性を「軸」にできている。会社は秀才を求めているのである。論理的に考え行動できる人間が求められ、部下をシステムや秩序で管理する能力が必要です。会社とはそういうものだ。秀才が管理者を務めている。そんな組織で生きていくためにはそういう世界であると理解する必要がある。出世するのは秀才の能力が必要不可欠。そこで私が出した結論とは、そういう組織で生きていくには、秀才を忌み嫌うのはやめよう。逃げず、戦わず、そのままで良いと思うことである。いや、言い聞かせること。人を変えることはできないし、だからといって私は秀才にはなれない。自分の軸も変えれない。反発してもしょうがない。そのままで良いと思うことが唯一残された考えだと自分に言い聞かせる。

ひとこと

イノベーションが起きない本当の理由は組織の人間関係

本の紹介

天才を殺す凡人

著者:北野 唯我

発行所:日本経済新聞出版社

発行日:2019年1月16日 1版1刷/2019年3月1日 6刷

単行本 : 234ページ

Amazon 売れ筋ランキング: -722位Kindleストア – 204位(2020/12/25現在)

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