これがあると幸せになれる

人生・苦悩編

先に言っておきたいのが本の紹介にもあるように、幸せになるための答えは書いていない。「著者はヒントを投げかけるだけで、これが幸せですと押しつけがましく言ってはいない。」たしかに。様々な幸福度の高い国に旅して人々の言葉から何かをつかむかは私たち読者にゆだねられている。だからこそ何度も読み返し、気に入った自分に近い価値観が見つけられるはずである。幸せは私たちの心の中にある。

本の紹介

著者が「幸福」を探す旅にでた。それも世界幸福度ランキング13位の国に。北は北米から南は中南米、オーストラリアまで。訪れた幸福な国の人にインタビューをした言葉から、私たちは何かを学ぶことができる。「幸福」について何かと考えたことのある人は数多いし、研究もしている人がいることにびっくりした。生まれながらに私たちが目指す「しあわせ」について考えるためのヒントが得られる本。幸せになるための13のヒント。幸福の国300人の言葉。

この本のベネフィット

  1. この本を読んで幸せが見つかるというわけではないが、少なくともこれではないかと見当がつく
  2. 幸福度が高い国の人がどんな価値観を持っているかを学ぶことができ、生活に取り入れたくなる
  3. 何が必要で何が余分な事かを知ることが人生充実させることのできる方法であることがわかる

著者のプロフィール

マイケ・ファン・デン・ボーム 氏

1971年ハイデルベルク(ドイツ)生まれ。オランダで芸術療法(アートセラピー)の学位を取得。オランダに13年間、メキシコに2年間滞在。各国でマーケティング、コミュニケーション、および販売部門に勤務した。オランダとメキシコという幸福度上位の国々で計15年間滞在した後ドイツに戻るが、故国で「幸福な生活(特に労働)を阻む諸要素」に直面して以降、幸福というテーマに集中的に取り組み、各国で講演、執筆、コンサルタント活動を行う
『世界幸福度ランキング上位13ヵ国を旅してわかったこと』より

読みどころポイント(抜粋)

  1. いちばん重要なのは一緒に暮らすこと。愛情を感じながら、周囲の人たちに何かを与えること。
  2. 選択にはそれ相応のメリットがあります。さまざまなことを自由に決断できる社会で暮らすほうが、人間は幸せになれるものです。
  3. 私たちはあらゆる瞬間を生きなければならない。幸せはその一瞬にあるんだ。

学んだこと・気づいたこと・実践したこと

しばしば今の生活についておれこれ考える時がある。このままで良いのか?先が見えないことに不安になったり、隣の芝生は青く見えるように他人の人生が羨ましく見えたりする。そのうち不満をもつようになり、最新のテレビが欲しいとか、もっと○○できる洗濯機がほしいとかという欲がふくらんでしまう。気づいたら、欲が満足されない現実への不満探しのオンパレードになってしまう。これって幸せなのか。これがきっかけで「幸福」について知りたいと思った。

幸福のひとつのポイントは良い人間関係。

家族、友人、職場の仲間。ハーバード大学の研究によれば幸福な人生を送るために一番大切なものは「良い人間関係を築くこと」ということが明らかになっている。

Facebook上での友人の数が多くいるという総数ではなく、信頼が基礎にある質の濃い関係だ。内緒話をしてあっというまに広がった関係ではなく、ちゃんと秘密を守ってくれる人。心安らぐばかりか自分の心情を話したくなり、話した後はスッキリすることができる。

が、深い人間関係をそんなに重視してこなかった気がする。ライフステージが変わり、職場が変わり、住む場所も転々としたから親密な関係の付き合いというより情報交換の関係が成り立っていたため、

良い人間関係を築けなかったからだ。後悔することない。これから作れば良いのだ。

2,3年住んでいれば顔なじみの人も増えてくる。一人くらい自分の事をわかってくれる人が出てくるものだ。そんな人を一人二人と増やしていけばいいし、心のよりどころなる人が一人いるだけで心強い。厄介な心配事から些細なことまで話せる人がいるだけで、寒い日にあったかいお風呂に入った時のように幸せになる。

ふと考えると、そんな人が近くにいないわけでもない。親や兄弟も困ったときに相談できる良き関係だ。私たちはしばしば自分がすでに何を持っているかを忘れてしまう。

人間関係のほか物に対しても例外ではない。持っているものをわすれて、無いものねだりして不満をつのらせる。

おそらく、無いものねだりこそ不幸の始まりかもしれない。であるならば、いっそうの事今あるものに感謝しよう。今ある時間、着ている服や住んでる家に感謝する。足るを知る。冷たくなった足が太陽の光でじんわりあたたまっていくときのように天気に感謝する。いびきでカピカピに乾いてしまったのどに水を流し込んだ時の不快が解消されることのありがたさを思い出す。水じゃなくソーダ―水が良かったなんて考えずに、水で充分。そして水が飲めることに感謝する。ありがたいことに、この「感謝」というのは、いつでもどこでもできる。

結局「いまのままで十分満足だ」と思うことこそ豊かな生活に必須なのかもしれない。

ひとこと

幸せは心の中から生まれてくる。自分だけの価値観を見つけて大切にしよう

本の紹介

世界幸福度ランキング上位13ヵ国を旅してわかったこと

著者:マイケ・ファン・デン・ボーム , 畔上 司 (翻訳)

発行所:集英社インターナショナル

発行日:2016年7月31日(第1版発行)

単行本 : 368ページ

Amazon 売れ筋ランキング: – 316,321位本 (2021/01/26現在)

  • – 294位地域研究
  • – 1,497位紀行文・旅行記
  • – 10,480位人生論・教訓

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