あなたの幸福な仕事を選ぶ方法

ビジネスと生き方編
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仕事を探している、あるいは就いていてもて不満をかかえて良い仕事はないかと思っている。自分の好きな事だけを仕事にできたら良いなって思いませんか?自分の強みを生かしてお金ももらえる仕事に就いたなら人生最高って思いますよね。会社に縛られることがないフリーランスは最高の働き方だ。仕事探しをしていた私は常に自分の好きな時間に好きな仕事をして暮らしていけたらと夢物語を想っていました。

好きを仕事にするという考えで仕事選びをすることや、強みや適性を重視する業界選びが実は非効率で間違えてるとしたら?そんな根本から仕事への価値観を変えてしまう本に出合いました。筆者である鈴木さんは10万本の科学論文の論破や海外の学者や専門医のインタビューを重ねながら科学的な見地から導き出された適職について語っています。いままでの私たちの仕事選びを根本から覆す本。

新たな仕事選びの基準を与えてくれるだけでなく、今の仕事で悩んでいる方や副業を考えている人には、役立つ知識やスキルが満載。仕事だけではなく自分だけのライフスタイルや価値観を含んだ人生設計を編み出す方法をこの本から知ることができます。

得られるスキルや科学的根拠に基づいた考え方を知るために、是非一読していただきたいのです。ここでは私なりに理解した、あなたを幸福な仕事に導く3つのものさしを解説し、これは大事だというところを抜粋、自分の意見も踏まえながらお伝えしていきます。

ものさし① 「7つの大罪。好きな事を仕事にしても幸福にはならない」

人生において幸福を追求することは憲法でも保証しているように大切です。ライフワークにおいて仕事に費やす時間は大きく、仕事に幸せを追求するのは当然なように思います。しかしあなたの幸福を最大化してくれるような仕事はどんな仕事なのか。どのようにして探せば良いかという答えの無い問いに悩み途方に暮れてしまいます。

筆者はここで仕事選びにおける7つの大罪を挙げて、人が仕事選びに陥る失敗を事前に知ることから始めることを進めています。

  1. 好きを仕事にする
  2. 給料の多さで選ぶ
  3. 業界や職種で選ぶ
  4. 仕事の楽しさで選ぶ
  5. 性格テストで選ぶ
  6. 直感で選ぶ
  7. 適性に合った仕事を求める

その中で一番印象深いのは、「好きを仕事にしても幸福度は上がらない」と解説した文。

衝撃的でした。今まで仕事選びの基本としてきたこの考えが、研究者の言葉で打ち砕かれました。しかも分析結果に納得。どんなに好きな仕事だろうが面倒な事が現実には起こり対人トラブルや取引先との交渉など面倒な仕事もあり、ここで「好きな仕事」を求める気持ちが強いと現実とのギャップを感じやすくなると言っています。

これすごくわかりやすいと思います。新社会人が自分の夢である好きな仕事をしたけれど、現実との葛藤で仕事を辞めるケースがそれにあたり、私も添乗員という仕事に憧れやってみたものの、あまりのハードさとプライベートの無さ、お客のひどい言葉に打ち砕かれたものです。

「給与の多さで選ぶ」ことと幸福度については、お金を目指すよりも人間関係や健康の改善にリソースを注ぐ方が賢明だと説いています。仕事はライフワークの一部としてとらえ本当に幸福度に必要なものは、良いパートナーに出会う事や健康なのだそうです。いくらお金を持っていたとしても幸せとは限りませんよね。お金のもつ魔力はお金を手に入れれば、もっともっとと欲がでてくるし、人と比べて嫉妬心がでてしまう。お金を求めては結果的に不幸になるのかもしれませんね。現に宝くじで高額当選者は不幸な人生を送るケースが多いそうです。

ものさし② 「何が仕事の幸福度を決める7つの徳目」

仕事の幸福を決める要素を決めるポイントとなる分析は259のメタ分析から導き出されたもので、日本だけではなく他の地域でも重要度は変わらないという7つの徳目。この要素がそろっていれば、どんな仕事でも幸せに暮らすことができると主張しています。

  1. 自由・・・仕事内容や働き方に裁量権がある
  2. 達成・・・前に進んでいる感覚が得られる
  3. 焦点・・・モチベーションタイプに合っている
  4. 明確・・・なすべきこと、ビジョン、評価軸が明確である
  5. 多様・・・仕事内容にバリエーションがある
  6. 仲間・・・組織内に助けてくれる友人がいいる
  7. 貢献・・・どれだけ世の中に役に立っているかわかる

大事なのは職業選択する場合、誰もが視野が狭くなり良い選択ができなくなります。この徳目を心掛け視野を広げ未来の幅が広げることが大事。私自身も今まで考えもしなかった職業や職種を視野に入れて考えられるようになり、新しい価値観で仕事をあぶりだすことができるようになりました。この徳目をすべて満たすような仕事はないかもしれませんが、自分が思ってもしなかった未来が実は幸福な未来なのかと考えさせられます。

ものさい③ 「キャリア分析だけでは不十分。幸福を崩壊する8つの悪」

この本では、仕事におけるネガティブな要素もきっちりと押さえています。最悪の職場に共通する8つの要素を示し、これをできるだけ排除しなさいと主張しています。私の意見ですが、ブラック企業と呼ばれる会社に通じる要素が含まれているのではないかと思います。長時間労働、不公平な人事、ワークライフバランスの崩壊など、いずれもブラック企業の特徴。ネガティブな要素があるといくら自分が選んだ仕事だからと言って、ハッピーになるとは限りません。

働く環境に一つでもマイナス要素が存在すると「7つの徳目」が示すメリットが無になってしまう可能性を示しています。

  1. ワークライフバランス崩壊
  2. 雇用が不安定
  3. 労働時間が長い
  4. シフトワーク
  5. 仕事の裁量権がない
  6. 周囲からのサポートがない
  7. 組織内に不公平が多い
  8. 通勤時間が長い

いずれもメタ分析をしているため納得できるものばかり。仕事を辞めた経験のある方はここで示された最悪の職場に共通する8つの要素のどれかに当てはまるはず。

以上この本の中では3つのものさしを使い、幸福な仕事を選抜するための意思決定ツールまでついています。プロコン分析・マトリックス分析・ヒエラルキー分析。これらのテクニックは仕事探しで使えるばかりか、重要な意思決定をする場合にも使えます。例えば人生における大事な選択である結婚や住宅購入、投資するときやビジネス、問題解決などにも応用できる意思決定ツールとなっています。

この本を読むことで仕事選びに新しい価値観を教えてもらい、実は自分が思っていた価値観では幸福な仕事を選べないという事がわかりました。仕事において誰もが幸せを感じながら仕事したいですよね。起きてる時間のほとんどを仕事で費やすのですから、その時間ストレスで耐えるだけの人生よりも、幸せな時間を過ごすほうが良いに決まってます。

鈴木さんは具体的に説明してくれていて、しかもメタ分析され納得感できるものばかり。ここでのテクニックを使用すれば幸せな仕事を選ぶ確率は確実に増えます。あれこれ仕事を探す前にぜひ一度読んでから仕事探ししてください。本当の幸せを仕事でゲットするためにもぜひおすすめです。

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